オランダの露光装置世界最大手のASML Holdings社は2022年10月19日、2022年12月期第3四半期(2022年7月〜9月)業績を発表した。同期売上高は57億7,830万ユーロで、前年度同期比10.2%増、前期比6.4%増となった。成長率は鈍化しているものの依然として高水準で推移している。受注高は89億2,000万ユーロで、前期から4億5,900万ユーロの増加となっている。
営業利益は前年度同期比1.0%増の19億8,350万ユーロ、純利益は同2.2%減の17億150万ユーロとなった。

売上高のうち、装置売上高は同10.1%増の42億5,470万ユーロ、サービス/フィールドサポート売上高は同34.8%増の15億2,360万ユーロとなった。売上高の技術別売上高はEUVが51%、液浸ArFが31%、ArFドライが3%、KrFが10%、i線が1%、検査・計測装置が4%。光源別売上台数はEUV12台、液浸ArFが20台、ArFドライが6台、KrFが38台、i線が10台、合計で86台となった。このうち新品が80台、中古装置6台となった。
売上高のエンドユース構成比率はロジック63%、メモリ32%。受注高の構成比率はロジック77%、メモリ23%。地域別構成比率は台湾47%、韓国24%、中国15%、米国5%、欧州・アフリカ4%、日本4%、その他1%。
2022年12月期第4四半期については、売上高61億〜66億ユーロを予想している。