米国半導体工業会(SIA)は2023年1月9日、2022年11月の世界半導体販売高を発表した。同月の世界全体の半導体販売高は454億8,000万米ドル(3カ月移動平均、以下同)で、前年同月比9.2%減、前月比2.9%減となった。

SIAのJohn Neuffer会長は同月の売上減について「在庫拡大などの市場循環、マクロ経済における逆風などが影響している。また、米国向け販売が拡大する一方、中国市場が急速に低下、全体としてダウンした」としている。
地域別動向は以下の通り。米国の同月売上高は121億4,000万米ドルで、前年同月比5.2%増、前月比1.4%減となった。欧州の売上高は44億8,000万米ドルで、前年同月比4.5%増、前月比1.0%減となった。日本の売上高は40億米ドルで、前年同月比1.2%増、前月比1.2%減となった。中国の売上高は134億1,000万米ドルで、前年同月比21.2%減、前月比5.3%減となった。アジア太平洋/その他地域の売上高は114億6,000万米ドルで、前年同月比13.9%減、前月比7.1%減となり、アジア圏における減少幅が目立っている。