米Texas Instruments(TI)社は2022年10月25日、2022年度第3四半期(2022年7月〜9月)業績を発表した。同期売上高は前年度同期比12.9%増の52億4,100万米ドル。営業利益は同16.2%増の26億7,800万米ドル、純利益は同17.9%増の22億9,500万米ドルで、売上、利益とも前年度比二桁成長を継続している。
同期設備投資はR2 Fab向けを中心に、前年から3億400万米ドル増となる7億9,000万米ドルが行われた。
事業分野別業績では、アナログ製品事業の売上高は同12.5%増の39億9,300万米ドル、営業利益は同16.8%増の21億8,500万米ドル。組込プロセシング製品事業の売上高は同11.2%増の8億2,100万米ドル、営業利益は同13.8%増の3億2,100万米ドル。その他事業の売上高は同19.6%増の4億2,700万米ドル、営業利益は同13.2%増の1億7,200万米ドルとなった。

一方、2022年度第4四半期(2022年10月〜12月)の売上高は44億〜48億米ドル(前期比8.4%〜16.0%減)と予想し、市場予測を下回ったことによって、今後の動向が懸念される。