米KLA社は2022年10月26日、2023年6月期第1四半期(2022年7月〜9月)業績を発表した。同期の売上高は27億2,400万米ドルで、前年度同期比30.7%増、前期比9.5%増となった。純利益は10億2,600万米ドル、前年度同期比3.9%減、前期比27.5%増となった。
事業分野別売上高は、半導体プロセスコントロール事業が前年度同期比35%増の23億9,800万米ドル、特殊半導体プロセス事業が同25%増の1億2,800万米ドル、PCB/ディスプレイ/電子部品検査事業が同1%減の2億100万米ドルとなった。半導体プロセスコントロール事業売上高のうち、63%がファンドリ/ロジック分野向け、37%がメモリ分野向けとなった。
製品分野別売上高は、ウェーハ検査装置が同24%増の11億300万米ドル、パターニング検査装置が同67%増の7億3,300万米ドル、特殊半導体プロセス装置が同23%増の1億1,400万米ドル、PCB/ディスプレイ/電子部品検査装置が同2%減の1億3,400万米ドル、サービスが同16%増の2億5,900万米ドル。その他が同54%増の1億1,100万米ドルとなった。
2023年6月期第2四半期(2022年10月〜12月)については、世界経済、およびエレクトロニクス市場に下降の兆しは見えるものの、同社の製品、サービスへの需要は根強く、前四半期比で成長も見込めるとしている。このため、同四半期の売上高は26億5,000万〜29億5,000万米ドルを予想している。