9月23日、台湾の半導体調査会社であるトレンドフォースは、2022年代第4四半期のDRAM価格の見通しを示した。

同社では、第3四半期のDRAM価格は前年同期比10~15%程度下落しており、第4四半期は更に下落幅が増加し、前年同期比13〜18%程下落する見通しを示している。種類別では、PC向けが第3四半期比10〜15%程度下落、サーバー向けでも13〜18%程度下落、モバイル向けは13〜18%、グラフィック向けが10〜15%下落すると予測されている。トレンドフォースは、この大幅な下落について、「メモリー需要が顕著に減少し、サプライチェーンの在庫圧力が一層拡大した」ことを原因に挙げている。

また、同社ではNANDフラッシュメモリの価格推移も予測しており、2022年第4四半期はNAND フラッシュの価格が15%〜20%もの下落を見せると予測している。こちらも、急激な需要定価により、供給過剰に陥っていることが原因としている。トレンドフォースでは、既に22年第3四半期のNANDフラッシュメモリが形成されたウエハ価格は前年同期比30〜35%まで下落しているとしている。