半導体米国最大手の米Intel社は2022年9月2日、12世代Coreプロセサを利用したIoT Edge向けSoCプロセサを発表した。新Coreプロセサを核に多様な周辺回路を組み合わせることで、グラフィクス、メディアプロセシングなど高性能なIoT端末向けの多様な周辺回路を組み込めるようにしている。また、チップ面積の小型化、ファンレス端末にも対応できる幅広い動作範囲を実現する。
具体的には第10世代コアと比較しての4倍高速な画像処理、6.6倍高速なGPUイメージ分類インターフェースを実現している。14コア、20スレッドの搭載しており、10世代品と比較して、1スレッドあたり1.32倍の高速化、マルチスレッド処理では1.27倍の高速化を実現している。また、推論とマシンビジョンのための高性能AIに対応、AI処理を平行して行うことのできる96の実行ユニットを搭載、深層学習対応のIntel Deep Learning Boost(Intel DL Boost)を実現する。