中Semiconductor Manufacturing International Corporation(SMIC)社は2022年3月31日、2021年（2021年1月〜12月）の業績を発表した。同社の半導体産業の売上高は356億3,063万元で、前年比29.7％増となった。営業利益は107億3,310万元で、前年比147.7%増となった。

地域別売上高では、中国が64%、次いでアメリカが22.３％、ヨーロッパ及び中国を除くアジア地域は13.７％を占める。

事業別売上高は、チップ製造が全体の90%を占め、321億3,500万元となった。ウエハ換算（8インチ）では、前年（2020年）の569万9千枚から、6,74万枚と18.4％増加。チップ製造の内訳ではFinFET/28 nmが前期比120％増の48億5,239万元となり、15.1%を占めた。そのほか、40/45 nmが15% 、 55/65 nmが29.2%、90 nmが3.2%、0.11/0.13 μmが5.6% 、28.7%が 0.15/0.18 μmが28.7% 、0.25/0.35 μmが3.2%となった。

同社では、今回の業績増加は、販売量の増加、FinFET/28nm品を始めとする高付加価値品の販売増による平均販売価格の上昇、製品構成の変化によるものとしている。8インチウエハ1枚あたりの平均販売価格は、2020年の4,210元から4,763元に増加した。