台湾のファウンドリ大手であるVanguard International Semiconductor(VIS)社は2022年3月4日、売上増、生産規模拡大に対応するため、1,000人規模の増員計画を発表した。半導体の設計、開発、製造、AI/ビッグデータ関連の研究者、エンジニア、オペレータに加えて、財務・経理、総務などの人材の確保も図る。おもに台湾、シンガポールを中心に進める予定で、台湾国立大学をはじめとした、大学でのリクルート活動を開始している。
VISは2019年以降、台湾Nanya Technology社から2工場、米GlobalFoundries社からシンガポール工場(いずれも8インチ工場)を買収するなど、急速に生産能力を拡大している。さらに、台湾にも300mmウエハ対応の新工場建設を計画していると見られている。このような生産能力の拡大に対応するため、人員の強化を進めることを決定した。