韓国Samsung Electronics社は2022年1月27日、2021年第4四半期(2021年10〜12月)および2021年通期(2021年1〜12月期)業績を発表した。
2021年第4四半期の全社業績は、売上高が前年度同期比24.4%増の76兆5,700億ウォン、営業利益は同53.5%増の13兆8,700億ウォン、純利益は同64.0%増の10兆8,400億ウォンとなった。
半導体事業は売上高が同43.0%増の26兆100億ウォンとなり、このうちメモリ売上高は44.0%増の19兆4,500億ウォンとなった。営業利益は同2.3倍増の8兆8,400億米ドルとなった。ディスプレイ事業は、売上高が同9.0%減の9兆600億ウォン、営業利益は同24.8%減の1兆3,200億ウォンとなった。
2021年度通期の全社業績は、売上高が前年度比18.1%増の279兆6,000億ウォン、営業利益は同43.5%増の51兆6,300億ウォン、純利益は同51.1%増の39兆9,100億ウォンと、過去最高となった。
半導体事業の売上は同29.2%増の94兆1,600億ウォン、うちメモリの売上高は同80.8%増の72兆6,000万ウォン。半導体事業の営業利益は同55.2%増の29兆2,000億ウォンとなった。 ディスプレイ事業は、売上高が同3.4%増の31兆7,100億ウォン、営業利益は同99.1%増の4兆4,600億ウォンとなった。
また、2021年の半導体設備投資金額は43兆6,000億ウォンとなり、米ドル換算だと361.8億ドルとなり、TSMCの300億4,000万ドルを上回る結果となった。

また、Samsungは調査会社Gartnerが発表した世界半導体売上高ランキングで、2位の米Intelを抜いて、2018年以来3年ぶりに世界1位に返り咲いた。