モールディング装置大手のTOWAは、韓国の電子産業向けにブレードの製造及び販売を行う企業、Fine International Co.,Ltd(以下Fine International )を買収し、連結子会社化することを発表した。同社の資本金は13億ウォンで、売上高は約5億円。

TOWAでは、Fine Internationalを連結子会社化することで、TOWAのシンギュレーション技術とFine Internationalの切断技術を融合させ、新しいシンギュレーション装置及びブレードの開発や、ブレード販売の収益拡大を図ることを見込んでいる。

シンギュレーション装置では、モールディング装置で樹脂封止した基板をダイサーによって分割して個片化を行う。TOWAは、子会社が世界初のシンギュレーション装置を開発したものの、シンギュレーション装置ではオランダのBESIやシンガポールのASM Pacificなどにシェアを奪われているが、この買収をきっかけにシェアの向上を狙いたい考えとみられる。