日本半導体製造装置協会(SEAJ)は、2021年7月に発表した日本製半導体製造装置の2021年度需要予測の見直しを公表した。
7月の発表では、2021年度の日本製半導体製造装置市場を前年度比22.5%増の2兆9,200億円としていたが、今回、前年比成長率を予測から14.5ポイント上方修正し、36.9%増の3兆2,631億円とした。2022年度については、前年比5.1%増を維持、3兆4,295億円にまで拡大することが可能と予想している。2023年度についても前年度比4.9%増との予測を維持、市場規模予想は3兆5,795億円となっている。


半導体市場は2021年前半も好調を維持、設備投資も拡大している。日本製半導体製造装置の売上高も、2021年4月〜8月実績で前年同期間比41%増の1兆2,606億円となっている。さらにについても、データセンタや5G向けを中心とした高い最終製品需要が見込まれており、設備投資意欲は旺盛であることから、製造装置についても需要増加が期待できる。このような状況を総合的に判断した結果、2021年の日本製半導体製造装置販売高を上方修正した。