米Cree社とスイスSTMicroeletronics社は2021年8月17日、CreegaがWolfspeedとして行っているSiCウエハについて、STと結んでいるSiCウエハ(ベアウエハ、エピタキシャルウエハ)の供給契約を拡張することを発表した。両社は150mm径のSiCウエハについて長期供給契約を結んでいるが、契約規模を2019年の5億米ドルから、8億米ドルにまで拡大する。STではSiCウエハの内製化を進めているが、自動車分野を中心とした旺盛なSiCデバイス需要に対応していく事及び、SiCウエハの安定確保のため、Creeとの提携を強化することにした。STではCree以外のSiCウエハベンダも含めて調達体制の安定化を目指す。
CreeではSTを含む複数のSiCデバイス企業とSiCウエハの供給契約を結んでおり、契約額は13億米ドルに達している。