オランダASML社は2021年7月21日、2021年第2四半期(2021年4月〜6月)の業績を発表した。同期売上高は40億2,000万ユーロ、前年同期比20.8%増、前期比7.8%減となった。このうち装置販売高が約29億ユーロ、サポート、パーツなどインストールベースの売上高が約11億ユーロとなった。
新規受注額は82億7,100万ユーロ、そのうちEUVが約49億ユーロとなっている。アプリケーション別比率ではメモリが29%、ロジックが71%。受注台数は新品装置が156台(前期比46台増)、中古装置が11台(前期比1台増)となった。
営業利益は12億3,900万ユーロで、前年度同期比36.9%増、前期比20.6%減となった。純利益は10億3,800万ユーロで、前年度同期比38.2%増、前期比22.0%減となった。
システム別の売上高構成比率は、i線が1%、KrFが11%、ArF(ドライ)が5%、ArF液浸が34%、EUVが45%、検査・測定装置が4%となった。光源別の売上台数は、i線9台、KrFが31台、ArF(ドライ)が7台、ArF液浸が10台、EUVが9台となった。
アプリケーション別構成比率はメモリ28%、ロジック72%となった。地域別売上高は、韓国39%、台湾36%、中国17%、米国6%、日本1%、欧州・中東1%となった。
2021年度第3四半期(2021年7月〜9月)の売上高は52億〜54億ユーロと見込んでいる。このうち10億ユーロがインストールべースからのものになる見込みである。