自由民主党(自民党)の半導体戦略推進議員連盟(会長・甘利明税調会長、半導体議連)は2021年5月21日、初会合を開いた。同議連には党所属国会議員約100人が参加しており、初会合には約60人が出席した。安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相が最高顧問に就任、事務局長には関芳弘元経済産業副大臣が就いた。
甘利会長は会合の冒頭で「日本にとって半導体戦略は今後の国家の命運をかける戦いになる。この議連がその先陣を切っていきたい」と方針を明らかにした。
今後、半導体関連企業や有識者らとの議論を重ね、今秋をめどに提言を取りまとめる予定である。提言には半導体関連産業の再構築や日米台の連携を強める具体的戦略が含まれる見通しである。
5月28日は国会内で会合を開き、半導体の国内製造基盤の強化を求める決議をまとめた。同決議では、経済安全保障の強化へ半導体の生産供給の体制の整備を求めている。近く菅義偉首相に提出する予定。