米Apple社は2021年4月26日、今後5年間で4,300億米ドルを米国内向けに投資する計画を発表した。同社は2018年に、米国内に向けて5年間で3,500億米ドルを投資する計画を発表していたが、今回この計画を約20%拡大することになった。この投資により約2万人の新新規雇用を創出するとしている。
今回の投資のうち数百億米ドルは、次世代シリコンチップの開発、5G技術の改良などに振り向ける。また、10億米ドル超を投資、ノースカロライナ州のResearch Triangle地域に新社屋とエンジニアリング・ハブ施設を建設する。新施設により、機械学習(マシンラーニング)や人工知能(AI)、ソフトウエアエンジニアリングなどの先端分野で少なくとも3000人の雇用が創出されるという。
また、2021年5月6日には、米Ⅱ-Ⅵ社(テキサス州)と、iphoneなどで使用するレーザ部品の開発、製造を共同で行うために4億1,000万米ドルを投資することを発表した。投資は同社の投資ファンドであるAdvanced Manufactruing Fundを通じて行う。Ⅱ-Ⅵ社に対しては2017年にも、3億9,000万米ドルの投資を行っている。