韓国のMagnachip Semiconductor社は2021年3月29日に、中国系投資ファンドのWise Road Capital社の買収提案を受け入れる事を発表した。Wise社は同社に対してTOB(株式公開買い付け)を行い、直近株価に54%のプレミアムを乗せた1株29㌦でマグナチップの全株を取得する方針。取得金額は14億米ドル(約1500億円)規模となる見通し。

MagnachipはSK Hynixからシステム半導体部門が独立して設立された企業。主にディスプレイ・ドライバICや汎用品の電源管理半導体の設計開発を行っている。以前は生産設備を保有していたが、現在はそれらを売却し、ファブレス企業となっている。2020年12月期の売上高は5億710万米ドル。営業利益は2,700万米ドルであった。