2021年2月12日、東芝は2020年度第3四半期累積(2020年4月〜12月)業績を発表した。同期の全社売上高は前年度同期比14.6%減の2兆995億3,900万円、営業利益は同61.6%減の240億1,200万円、純損益は436億1,200万円の黒字を回復した。
半導体事業を含むデバイス&ストレージソリューション事業の売上高は同9.9%減の5,167億7,700万円、営業利益は同42.6%減の72億9,300万円となった。
このうち子会社であるニューフレアテクノロジーの事業を含む半導体事業の売上高は同0.5%減の2,240億円、営業利益は同71.4%増の72億円となった。ニューフレアテクノロジーについては前年度からの売り上げの期ずれが生じたことから前年度を上回る売り上げとなったが、システムLSI、ディスクリートともに車載用途を中心に需要が減少、売り上げを落とした。
第3四半期(2020年10月〜12月)の半導体売上高は前年度同期比107億円増の761億円、営業利益は69億円改善して31億円となった。
持分法対象会社であるキオクシアの同期持ち分法損益は45億円の赤字となった。キオクシアに関しては「キオクシア、20年度第三四半期は132億円の赤字」を参照。
デバイス&ストレージソリューション事業の通期業績見通しは、売上高が前年度比4.8%減の7,100億円、営業利益は同10.4%減の120億円を見込んでいる。