NAND型メモリ大手のキオクシアホールディングスは、20年度の10〜12月期決算を発表し、売上高は前期比12.7%減の2,872億円、営業利益は前期が198億円の黒字だったが、77億円の赤字に、純利益が前期が80億円の黒字だったが、132億円の赤字となった。

スマートフォン向けメモリの出荷量は高水準を維持するも、全四半期比では減少したということで、上場延期の原因ともされている、中国ファーウェイ向け出荷の規制が響いたと見られる。

また、NAND型フラッシュメモリの需給バランスが緩んだことによる、販売価格の下落も響いたと見られる。

今後の見通しとしては、新型コロナウイルス感染拡大や、米中貿易摩擦によって、フラッシュメモリの需給バランスは緩んでいるが、データセンタ、クライアント、スマートフォン向け需要が堅調に推移していることや、エンタープライズSSDの需要も回復する見通しで、21年後半に向けて市況の改善が見られるという見通しを立てている。