台湾のTSMCは取締役会を開き、台湾国内で約1200億台湾ドル(約44億米ドル)の社債を発行することを承認したとしている。また、子会社であるTSMC Globalに対し、生産拡大や公害防止対策のための資金として、米ドル建て社債を最大45億米ドルまで発行する保証を提供する。とした。

依然世界的な半導体不足は深刻であり、TSMCにはその解消が世界中から求められている。「作れば売れる」状態で、半導体の価格をTSMC主導で調整出来るこのタイミングでの資金調達は理に叶うといえる。

TSMCの21年1月の売上高は、前年同月比32.8%増の1,036億8,313万台湾元(約3,790億円)となり、同月の過去最高を更新している。