米メモリ大手、Micron Technologyは2021年1月7日、2020年8月期第1四半期(2020年9月〜11月)の業績を発表した。同期売上高は57億7,300万米ドルで、前年度同期比12.2%増、前期比では4.7%減となった。営業利益は8億6,600万米ドルで、前年度同期比67.2%増、前期比25.2%減。純利益は8億300万米ドルで、前年度同期比63.5%増、前期比18.7%減となった。設備投資額は27億8,000万米ドルとなった。
製品別売上高は、DRAMが全体の70%を占め、40億5,600万米ドルとなり、前年度同期比17%増、前期比7%減となった。前期比ビット成長率は一桁台前半の低下となった。平均単価は1桁台半ばの低下となった。
NAND型フラッシュメモリの売上高は全体の27%を占め、15億7,400万米ドルとなり、前年度同期比11%増、前期比3%増となった。前期比ビット成長率は10%台後半という高いものとなった。平均単価は10%台前半の低下となった。
事業分野別の売上高は、コンピュータ&ネットワーキング事業(CNBU)が25億4,600万米ドルで、前年度同期比29%増、前期比16%減となった。モバイル事業(MBU)が15億100万米ドルで、前年度同期比3%増、前期比3%増となっている。ストレージ事業(SBU)が9億1,100万米ドルで、前年度同期比6%減、前期比横ばいとなった。組み込み事業(EBU)が8億900万米ドルで、前年度同期比10%増、前期比24%増となった。
2021年8月期第2四半期(2020年12月〜2021年2月)の見通しは、売上高が58億米ドル±2億米ドルと予想している。2021年8月期通期の設備投資額は90億米ドルを計画している。