半導体大手の米Intel社は2022年4月28日、2022年12月期第1四半期(2022年1月〜3月)業績を発表した。同期の売上高は前年度同期比6.7%減の183億5,300万米ドル、営業利益は同9.5%増の43億4,100万米ドル、純利益は81億1,300万米ドルで前年度比2.4倍増となった。同期の設備投資額は前年度同期比15.9%増の46億400万米ドル、このうちNAND型フラシュメモリ向けは前年度同期比53.6%減の1億9,300万米ドルに削減した。
事業分野別の業績は、クライアント・コンピュータ部門が売上高が同13.6%減の92億9,400万米ドル、営業利益は同34.1%減の28億2,700万米ドル。製品分野別売上高はデスクトップが同4.7%減の26億4,100万米ドル、ノートブック向けが同14.3%減の59億5,900万米ドル、その他が同30.4%減の6億9,400万米ドルとなった。
データセンタ&AI部門の売上高は前年度同期比22.1%増の60億3,400万米ドル、営業利益は前年度同期比1.2%減となった。ネットワーク&エッジ部門は売上高が同23.0%増の22億1,300万米ドル、営業利益は同58.8%増の3億6,600万米ドルとなった。
アクセラレート・コンピューティングシステム&グラフィクス(AC&D)部門は売上高は同21.0%増の2億1,900万米ドル、営業損失は前年度同期から2倍以上悪化して3億9,000万米ドルとなった。
車載半導体のMobileye部門の売上高は同4.5%減の3億9,400万米ドル、営業利益は同13.5%減の1億4,800万米ドルに減少した。
ファンドリサービス部門は、売上高が同2.7倍増の2億8,300万米ドル、営業損益は前年度から300万米ドル改善して3,100万米ドルとなった。
2022年度第2四半期(2022年4月〜6月)の売上高は前期比微減の18億米ドル、2022年通期では売上高760億米ドルを予想している。通期設備投資額計画は270億米ドルとなった。