米 オムニビジョンテクノロジーズ(以下オムニビジョン)は、医療用カメラの小型化と高解像度化の相反する問題を解決するソリューションを発表した。

これは、オムニビジョンの世界最小ウエハレベルカメラモジュール (0.65mm×0.65mm h=1.158mm) のOVM6948と、オムニビジョンのパートナーであるAlmalence社の現在のスマートフォンカメラでは事実上の標準となる超高解像度アルゴリズムを組み合わせることによって、OVM6948の裏面照射解像度を1.5倍の300×300に効果的に増加させ、信号対雑音比(SNR)も8dB改善した42dBとなる。
通常だと、この性能を達成するためにはイメージセンサーとカメラサイズが2倍になるが、今回のソリューションの場合はサイズ変更の必要が無い。

今後この技術は、使い捨て内視鏡のCMOSイメージセンサーカメラに搭載される。今回のソリューションにより、人体内部のより深い部位にカメラが到達し、医師や看護師は高解像度モニタで高画質画像を確認することが出来る。
Yole Developpementは、今後使い捨て内視鏡向けCMOSイメージセンサーカメラモジュールは2019年から2025年でCAGRが27%と予測している。