韓サムスン電子は、2021年にもDRAMファブ1ラインをCMOSイメージセンサー向けの工場に転換する。サムスンは、中国の新興スマートフォンメーカーであるシャオミやOppoにイメージセンサーを供給している。両社はファーウェイが米国の輸出規制によって中国市場の売上を落とす中、躍進を続けている。
このことが、現在CMOSイメージセンサー世界首位であるソニーと2位のサムスンとの差を縮小させている。

サムスンはさらなるシェアの拡大を狙い、華城11ラインをDRAM向けから,CMOS向けに変換し、スマートフォンの多眼カメラ化で市場が拡大するイメージセンサー市場をより取り込んで行きたい狙い。これによって、サムスンのイメージセンサー生産量は、月産10万枚から、12〜13万枚へと拡大する見込み。

 

一方、ソニーもイメージセンサー市場の拡大を睨み、長崎の諫早工場の建設を進めているが、ファーウェイ向け需要が落ち込んだこともあり、新工場稼働の時期を遅らせる可能性もあると見られていたが、5G化してから絶好調なアップル向けスマートフォン用がカバーすると見られており、21年10月の稼働を目指す。