SEMIは2020年12月2日、2020年第3四半期(2020年7月〜9月)の売上高を前年同期比30.2%増の193億8,000万米ドルと発表した。前月比は15.6%増となった。前年同月比は、北米市場、その他地域を除く各地地域で大幅な成長を記録している。北米地域、その他地域は2020年に入ってから、3四半期連続で前四半期減となった。
北米地域の第3四半期売上高は13億7,000万米ドルで、前年度同四半期比45%減、前四半期比17%減となった。
欧州の売上高は5億8,000万米ドルで、前年同期比47%増、前四半期比は25%増となった。日本の売上高は22億4,000万米ドルで、前年度同期比34%増、前四半期比も30%という高成長率となった。日本市場は四半期比は20年第1四半期こそ横這いにとどまったが、第2、第3四半期と拡大を続けている。
中国市場の同四半期売上高は56億2,000万米ドルで、前年同四半期比63%増、前四半期比でも23%増となった。中国は2020年に入って、第1四半期が同48%増、第2四半期が同36%増と大きな成長を続けてきた。
韓国市場の同四半期売上高は42億2,000万米ドルで、前年同四半期比92%増、前四半期比6%増となった。第1四半期では同16%増、第2四半期は同74%増と大きく拡大を続けている。これは2019年にメモリ向けを中心に投資が抑制されており、相対的に大きな成長となっている。
台湾市場の売上高は47億5,000万米ドルで、前年同期比22%増、前期比36%増となった。台湾は第1四半期、第2四半期と製造装置市場は前期割れが続き、前年同期比も一桁台の成長にとどまっていたが、第3四半期には成長が回復している。
その他地域の売上高は6億米ドルで、前年同期比21%減、前四半期比64%増となった。