有機EL燐光発光材料メーカーの米ユニバーサルディスプレイ(以下UDC)は、同社が開発してきた有機蒸気ジェット印刷技術「OVJP」(Organic Vapor Jet Printing)事業化の為に、完全所有子会社であるOVJP Corporationの設立を発表した。

OVJPは、ガスを用いたインクジェットで低分子の有機材料を成膜するダイレクトドライ印刷技術となり、日本のJOLEDが推進するインク状の発光材料を用いたインクジェット印刷技術とは異なる。
OVJPは高スループット、高性能、高いコスト効率かつ高精細の大型テレビにも応用できる見込みのある技術で、今後の発展が期待される。