日本半導体製造装置協会(SEAJ)は2020年7月2日、2020年度〜2022年度の半導体需要予測を発表した。
半導体製造装置について、2020年度の日本製装置販売高は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により世界経済の大幅な縮小が予想されているものの、力強いデータセンタ需要を背景に半導体市場は堅調な成長が予測されており、年度後半からのメモリ投資の復活を見込んで、前年度比 7.0%増の2兆 2,181億円と予測した。
2021年度はメモリ、ロジック・ファンドリ共に堅調な投資が予想されるため、10.0%増の2兆4,400億円。2022年度は、4.6%増の2兆5,522億円と予測した。
FPD 製造装置については、中国が投資の8割以上を占める構造は変わらず、2020年度は 5.5%増の5,020億円と予測した。2021年度は10.5世代向けLCD投資の一巡を考慮して6.4%減の4,700億円とした。2022年度は新技術を盛り込んだ投資を期待し 4.3%増の4,900億円と予測した。