シャープとNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、NEDO事業で開発した世界最高水準の高効率太陽電池モジュール(Ⅲ-Ⅴ化合物3接合型太陽電池)と同等のセルを活用し、電気自動車用太陽電池パネルを製作したと発表した。
このパネルは、1kWを超える定格発電電力を達成し、走行距離や走行時刻などの利用パターン次第では、年間の外部電源からの充電回数をゼロに出来ると試算した。

この太陽電池セルは、厚みわずか0.03mmの薄いフィルム状で、車体の曲面形状に沿って効率よく搭載することが可能だという。

今後はこの車載用Ⅲ-Ⅴ化合物太陽電池の実用化に向けて、さらなる高効率化とコストダウンを推進し、太陽電池の新規市場創出とエネルギー・環境問題解決を目指していく。