レゾナックは9月16日、同社の子会社で磁気記録用ハードディスクメディアを手掛けるレゾナック・ハードディスクの山形工場(山形県東根市)にて、SiC(炭化ケイ素)エピタキシャルウエーハの生産建屋の竣工式を開催したと発表した。

同施設はパワー半導体向けのSiCエピタキシャルウエーハの生産体制強化を目的として、2024年9月から建設を進めてきた。なお、同施設の建設は、経済産業省から2023年6月16日に認定を受けた、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である半導体部材(SiCウエーハ)の供給確保計画の実現に向けた取り組みの一環でもある。

竣工式には地元東根市の鈴木敬一副市長や山形県をはじめとする関係者のほか、レゾナックの業務執行役 デバイスソリューション事業部長の武田真人氏らが参加した。建物の完成を祝うとともに、今後の安全祈願の神事などが執り行われたという。

同施設は鉄骨造りの2階建てで延床面積は約5,800平方メートル。今後、各種設備の搬入が進められ、2026年からの稼働開始が予定されている。

出典：レゾナック　ニュースリリース