2020年、パイオニア株式会社と独コンチネンタルは、今後の車両への搭載増加が見込まれる統合コックピットの開発において、戦略的な提携を行うことに合意した。

このパートナーシップによって、両社のインフォテインメントに関する技術を組み合わせ、今後自動運転によって、市場が拡大すると見込まれる車室内における、新しいユーザーエクスペリエンスを用いたインフォテインメントプラットフォームを開発し、アジア市場を中心に展開して行く方向性を立てている。具体的なパートナーシップの内容は以下の通り。

・両社は特にアジア市場を共通のターゲットとする統合コックピット開発で協業
・パイオニアは、マルチメディアやナビゲーションのアプリを始めとしたソリューションをコンチネンタルへ提供。
・コンチネンタルは、将来のコックピットにおいて新しいユーザーエクスペリエンスを提供する為のプラットフォームとして、コックピット・ハイパフォーマンス・コンピュータ(HPC)を採用

今回の協業で、パイオニアのインフォテインメントソリューションがコンチネンタルの車両向けHPCに統合され、この統合はコックピットの機能拡大に伴うソフトウェアの複雑化への対応が容易となり、ドライバーや搭乗者へ最適な手法で幅広い情報を伝える統合コックピットの開発が可能となる。
そして、車両メーカーはインフォテインメントの幅広いソフトウェアパッケージを活用したコックピットシステムを柔軟に開発することができる。