ソニーは、独自のマイクロLEDディスプレイ「Crystal LED」を搭載した、新型ディスプレイ(Cシリーズ、Bシリーズ)を発売することを発表した。このディスプレイは、「CrystalLED」の特徴を活かし、高精細な映像を自由な形状とサイズで表現可能であるとしており、ベゼルフリーかつ、軽量で、壁掛けやカーブした場所への配置も可能だとしている。

このディスプレイは、ショールームや、オフィスエントランス、博物館、美術館といった、業務用向けとして販売される。

ソニーでは、以前から「Cyristal LED」ディスプレイを発売していたが、今回の新製品では、「Crystal LED」向けに開発された高画質プロセッサー「X1 for Crystal LED」を搭載しており、綿密な映像処理を行うことができるとしている。「X1」プロセッサーは、ソニーの有機ELテレビ「ブラビア」にも搭載されており、「ブラビア」で培った信号処理技術が生かされる。

マイクロLEDを巡っては、昨年12月にサムスンが110インチのマイクロLEDテレビを1,600万円で発売することを発表しているが、この価格では市場への普及はまだ厳しく、今後ソニーが原価を下げる事が出来たときに、一般消費者向けに「Cyristal LED」テレビを発売していくのか、今後の動向が期待される。