アドバンテストは1月9日、伊Technoprobe及び米FormFactorへの少数持分投資と、両社と提携パートナーシップを締結したと発表した。

Technoprobe、FormFactorともにプローブカードメーカー。アドバンテストは今回の取引で、Technoprobeの主要株主であるT-Plus S.p.A.からTechnoprobeの発行済み株式の2.5%を場外取引で取得した。また、FormFactorからも少数持分となる範囲で株式を直接取得する予定であるとしつつ、その金額は非公開としている。また、これらの投資の一環としてアドバンテストは、両社と技術およびプリント基板（PCB）製造に関する協業を含む戦略的パートナーシップを締結したとしている。なお、両社のいずれに対しても取締役会の議席やガバナンスに関与することはないとしている。

同社は今回の投資およびパートナーシップの締結について、「半導体業界全体を支援するため、また顧客が複数の信頼性の高いプローブカード・メーカーにアクセスできる環境を確保するとともに、技術協力を通じて顧客の将来のニーズに応える高性能なトータル・テスト・ソリューションを実現するために、主要プローブカード・メーカーである両社への投資およびパートナーシップの構築を進めたもの」であると説明した。