米Intel社は2022年1月26日、2021年第4四半期(2021年10-12月)および2021年通期(2021年1月〜12月)業績を発表した。
2021年第4四半期の業績は、売上高が前年度同期比2.8%増の205億2,800万米ドル、営業利益は同15.2%減の49億8,400万米ドル、純利益は同21.1%減の46億2,300万米ドルとなった。売上高は期初見込みの最高額を10億米ドル以上上回る結果となった。

製品分野別業績は、クライアント・コンピューティング・グループ(CCG)の売上高が同7.4%減の101億3,300万米ドル、営業利益は同22.9%減の34億7,500万米ドルとなった。データ・センタ・グループ(DCG)は売上高が同20.0%増の73億600万米ドル、営業利益は同16.9%減の17億2,600万米ドルに低下した。
IoT事業の売上高は同27.4%増の14億1,400万米ドル、営業利益は同58.3%増で、大幅増収増益となった。Io事業の自社IoTグループ(IOTG)の業績は、売上高が同36.2%増の10億5,800万米ドル、営業利益は同119.5%増の2億7,000万米ドルとなった。自動車用デバイスを担当している子会社Mobileyeの売上高は同6.9%増の3億5,600万米ドルとなった。

売却が決まっている不揮発性メモリ(NVメモリ)事業は売上高が同17.5%減の9億9,600万米ドル、営業利益は同4.9倍増の3億5,400万米ドル。FPGAを担当するプログラマブル・ソリューション・グループ(PSG)の売上高は同14.7%増の4億8,400万米ドル、営業利益は同18.6%増の5,100万米ドルとなった。
2021年度業績は、売上高が前年度比1.5%増の790億2,400万米ドル、営業利益は同17.8%減の194億5,600万米ドル、純利益は同4.9%減の198億6,800万米ドルとなった。設備投資額は同31.4%増の187億3,300万米ドルに拡大した。

事業分野別業績は、CCGが売上高が同1.1%増の405億1,100万米ドル、営業利益は同3.0%減の146億7,200万米ドル。DCGは売上高が同1.1%減の25億8210万米ドル、営業利益は同33.8%減の69億9,700万米ドル。
IOT事業全体の売上高は同35.5%増の53億8,400万米ドル、営業利益は同103.9%増の15億500万米ドル。このうちIOTGは売上高が同33.0%増の39億9,800万米ドル、営業利益は同2.1倍の10億4,500万米ドル。Mobileyeは売上高が同43.3%増の13億8,600万米ドル、営業利益は同1.9倍増の4億6,000万米ドルとなった。
NVメモリの売上高は同19.6%減の43億600万米ドル、営業利益は同3.8倍増の13億6,900万米ドル。PSGの売上高は同4.4%増の19億3,400万米ドル、営業利益は同14.2%増の2億9,700万米ドルとなった。

2022年度第1四半期については、売上高で183億米ドルを予想している。