東京証券取引所(東証)は2020年8月27日、フラッシュメモリメーカであるキオクシアホールディングス(HD)の上場を承認した。上場予定日は10月6日。上場時の発行済み株式総数は約5億3906万株。想定仮条件は1株当たり3960円で、時価総額は2兆円以上になる見通し。
キオクシアHD(旧東芝メモリHD)は、東芝の半導体メモリ事業が分離・独立した会社。2018年6月、米Bain Capitalなど日米韓の出資グループに約2兆円で売却されていた。
東芝は売却に際して再出資しており、現在も約40%の株式を保有しているが、6月に車谷社長が段階的にキオクシア株を売却することを表明しており、今後持株比率をどこまで低下させるかが注目される。