米クアルコムは6月16日、ミドルクラス向けの600番台SoCとして、初めて5Gに対応した「Snapdragon 690 5G mobile platform」を発表した。
製造プロセスは8nmとなり、CPUには最大2GHz動作のKyro 560、GPUはAdern619Lを採用し、最大20%のパフォーマンス向上を果たす。

その他、Wi-Fi 6への対応、フルHD+解像度の120HzリフレッシュレートやHDR10をサポートする。また、ISP（Image Signal Processor）には「Spectra 355L」を採用し、1億9,200万画素のイメージセンサーや、720p解像度時には240FPSのスローモーション撮影に対応する。

搭載が期待されるメーカーには、HMD Global（Nokia）、LG、モトローラ、シャープ、TCL、Wingtechがリリース内に挙げられており、今年後半以降はミドルレンジのスマートフォンが5Gに対応し、5Gの普及に拍車がかかる事が期待される。