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GNCレター
半導体テスト装置を手掛けるアドバンテストは2026年1月28日、2026年3月期第3四半期(2025年10月~12月)の決算を発表した。売上高は前期比4.1%増、前年同期比25.5%増の2,738億円となり、第1四半期に計上した四半期過去最高を更新する結果となった。また、営業利益は前期比4.7%増、前年同期比64%増の1,136億円、純利益は前期比1.2%減、前年同期比51.8%増の787億円と予想を上回り、高水準を維持した。
事業セグメント別の売上高では、テストシステムが2,451億円、サービス他が287億円となった。また、テストシステムの内訳としては、SoCテストシステムが1,652億円と最も多く、メモリテストシステムが573億円と続き、その他システムが226億円となった。AIの普及を背景に、データセンター向けHPCデバイスをはじめとする高性能SoC半導体向けのテスト装置の需要が高く、同社の売上を牽引した。また、高性能DRAM向けのメモリテスト装置の売上も堅調であった。
なお、同社の第3四半期までの累計の売上高は前年同期比46.3%増の8,005億円と、営業利益は同110.8%増の3,460億円、純利益は同105%増の2,485億円となり、いずれも予想を上回り、第3四半期累計として過去最高を更新した。同社は年度下期について、需要の調整局面を見込んでいたが、第3四半期の実績が想定を上回ったことから、2026年3月期通期の業績予想について、売上高を前年度比37.2%増の1兆700億円、営業利益を同99%増の4,540億円、純利益を同103.8%増の3,285億円と上方修正した。通期予想の情報修正は今期3度目となる。また、事業別売上高の見通しとしては、テストシステム事業が同42.6%増の9,670億円で、うちSoCテストシステムが同63.9%増の7,220億円、メモリテストシステムが同7.2%増の1,690億円となった。
同社は2026年も半導体市場は引き続きAI関連アプリケーションが成長を牽引するものと予想し、特にSoCテスタ市場について、関連半導体の数量増加や複雑化を通じ、引き続き大きな成長が見込まれるとした。なお、米トランプ政権による関税措置による同社業績への直接な影響は限定的であるとしつつ、地政学的リスクや急激な為替変動リスクなどの不確実性は残存するとの見解を示した。
出典:アドバンテスト 決算公表資料
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