米Micron Technolgy社は2021年6月30日、2021年度(2021年8月期)第3四半期(2021年3月〜5月)業績を発表した。同期売上高は74億2,200万米ドルで、前年度同期比36.5%増、前期比19.0%増となった。営業利益は17億9,900万米ドルで、前年度同期比102.6%増、前期比171.3%増となった。純利益は17億3,500万米ドルで、前年度同期比116.1%増、前期比187.7%増となった。
DRAMの売上高は全体の73%、54億4,800万米ドルで、前年度同期比52%増、前期比23%増となった。前期比ビット成長率は数%(一桁前半)にとどまった。
NAND型フラッシュメモリの売上高は全体の24%、約18億1,200万米ドルで、前年度同期比9%増、前期比10%増となった。前期比のビット成長率は数%(一桁前半)にとどまった。
事業分野別売上高は、コンピュータ&ネットワーキング事業(CNBU)が33億400万米ドルで、前年度同期比49%増、前期比25%増となった。モバイル事業(MBU)は19億9,900万米ドルで、前年度同期比31%増、前期比10%増となった。ストレージ事業(SBU)の売上高は10億900万米ドルで、前年度同期比横這い(0.5%減)、前期比10%減となった。組み込み事業(EBU)の売上高は11億500万米ドルで、前年度同期比64%増、前期比18%増となった。
同期の設備投資額は前年度同期比約3倍増の1億3,900万米ドルにまで拡大している。2021年度通期の設備投資は95億米ドルを上回る規模を計画している。EUVシステムの前払い、工場建設費用などに向けられる。
2021年度第4四半期(2021年6月〜8月)の売上高は82億米ドル±2億米ドルとしている。