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GNCレター
韓SK hynixは2025年4月23日、CXL(Compute express Link)2.0ベースのDRAMソリューションCMM-DDR5 96GB製品について、顧客の認証が完了したと明らかにした。
同製品はCPUとGPU、及びメモリ間の連携効率性を高め、データの転送速度と容量の活用を最大化したことが特徴である。また、データが入る空間を予め割り当て、メモリを効率的に活用できるプーリング機能も持つ。既存のDDR5に比べ、容量は50%、帯域幅は30%拡大し、1秒当たり36GBのデータ処理が可能であるとのことである。また、これにより、データセンターを構築し運営する顧客の投じる総所有費用(TCO)を大きく減らすことにも貢献するという。
同社は96GB製品の認証に続き、128GB製品についても他の顧客と認証の手続きを行っており、こちらは10nm級5世代(1b)微細工程を適用した32Gb DDR5 DRAMを搭載しており、電力対比性能の面でも強みを持つ。同社は認証の手続きを迅速に済ませ、顧客が望む時期に製品を適宜供給できるポートフォリオを確立する計画である。
同社はCXLのエコシステム拡張にも尽力している。CXLに最適化された異種ソフトウェアHMSDK(Heterogeneous Memory S/W Development Kit)を自主開発し、昨年9月に世界最大のオープンソース運営体制(Linux)に搭載し、CMM-DDR5モジュールの性能と活用性を高めるのに寄与している。
同社のカン・ウクソン次世代商品企画担当副社長は「費用が多く入り、拡張に限界がある既存システムを克服するオプティマルイノベーションを実現するため、様々な製品を開発中」であるとし、「顧客の様々な応用の要求に合わせながらも、メモリの拡張性と柔軟性を画期的に改善するだろう」と述べた。
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