経営統合に向けて協議中の半導体フラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングスと米国の半導体メーカー、ウエスタンデジタルが10月中にも合意する見通しであることが10月13日に判明した。実現すれば韓国のサムスン電子に並び、半導体メモリーで世界最大規模になる。

統合後は両社で作る持ち株会社「KIOXIA Holdings」の下に両社がぶら下がる形になる。新会社の株式はウエスタンデジタル側が過半を、キオクシア側が半分弱の保有となる一方、実質的な経営権はキオクシア側が握る見通しで、同社の早坂伸夫社長が新会社の社長に就任する予定である。

新会社は設備投資のための資金調達がしやすいとみて、米ナスダックに上場する方針である。また、統合にあたり、負債の借り換えなどで必要となる最大2兆円の資金については、日本の3メガ銀行と日本政策投資銀行が融資を検討しており、20日までに融資条件などを詰める見込みである。

両社は半導体メモリーの市況悪化を受け、経営を統合することで経営の効率化を進めるねらいがあるとみられている。一方で、経営統合には合意後に各国の規制当局の承認が必要となり、特に中国の反発が予測されるほか、キオクシアの株主となっている韓国・SKハイニックスも統合に反発しているため、実現にはまだ不透明な部分が残っている。