NANDフラッシュメモリ世界2位のキオクシアホールディングスは2022年7月26日、先端メモリ工場の設備投資について国から最大で約929億円の助成をうけると発表した。今回、経済産業大臣により、「特定高度情報通信技術活用システムの開発供給及び導入の促進に関する法律」に基づく「特定半導体生産施設整備等計画」に認定された。これにより、四日市工場における設備投資等に助成金が交付されることになった。
対象となるのは、キオクシアと米Western Degital(WD) 社との合弁会社が、キオクシアの四日市工場で第7製造棟(Y7棟)に関する建設計画。同工場は今秋稼働開始の予定で、第6世代3D NANDフラッシュメモリの製造を行う。同棟への投資総額は約2,788億円のうち、約3割が助成されることになる。
今回の対象に含まれる、キオクシアとWDの合弁企業は、フラッシュパートナーズ有限会社、フラッシュアライアンス有限会社、フラッシュフォワード合同会社となっている。