米onsemi(ON Semicnductor)社と日本の投資ファンドのマーキュリアホールディングス(マーキュリアHD)は2022年11月1日、マーキュリアHDによるonsemiの新潟工場買収で合意したことを発表した。マーキュリアHDは日本政策投資銀行、伊藤忠商事などが出資する投資ファンド。売却額などは非公表。
具体的には、マーキュリアHDの中核企業であるマーキュリアインベストメント(MIC)、産業創成アドバイザリー(SSA)、福岡キャピタルパートナーズ(FCP)の3社が、それぞれの投資プロジェクトを通じて、新潟工場を運営するオン・セミコンダクター新潟から事業を継承するJSファンダリ新潟の株式を取得する。
新潟工場は8インチウェーハ対応、敷地面積は約16万m²、延床面積は10万2,000m²、クリーンルーム面積は約2万m²の規模を持つ。
マーキュリアHDは今回の買収について「日本初の独立系スペシャリティファウンドリを創出するもの。買い手グループは一丸となり、アナログ、パワー半導体分野での国際競争力に注力する」としている。
onsemiは自社による生産能力を抑え、ファウンドリなどが外部の生産能力を利用することで、設備負担、投資負担を低減するFab-lite戦略を進めており、世界の工場の整理を進めている。その一貫として新潟工場の売却を計画、売却先を検討していた。