半導体搬送装置ローツェは2022年10月11日、2023年2月期上半期(2022年3月〜8月)業績を発表した。同期売上高は前年度同期比55.1%増の457億5,300万円、営業利益は同63.6%増の109億3,200万円、純利益は同124.9%増の123億6,600万円まで拡大している。
半導体関連装置事業の売上高は同55.3%増の455億6,700万円、営業利益は同64.4%増の113億7,600万円(前年同期比64.4%増)となった。このうち、半導体関連装置の売上高は同55.3%増の389億6,400万円、FPD関連装置の売上高は同115.0%増の39億600万円となった。
半導体関連装置では、中国市場は半導体製造装置メーカごとにばらつきはあるがEFEM販売が好調に推移した。米国では主要半導体製造装置メーカ向け売り上げの好調が続いた。台湾では半導体メーカ向けに販売が好調、前年度同期比約2倍に拡大している。全体としては部品不足緩和やベトナム子会社の生産能力増強により売上高が拡大した。
同事業の2023年3月期第2四半期(2022年6〜8月)売上高は207億5,300万円で、前年度同期比61.6%増、前期比14.0%増となった。受注高は282億8,500万円で、前年度同期比2.6%増、前期比10.1%増。受注残高は645億8,200万円で、前期から85億3,200万円の増加、前年度同期との比較では380億6,300万円の増加となった。
FPD関連装置の同四半期売上高は17億3,900万円で、前年度同期比98.1%増と大きく成長した前四半期からは19.7%減となった。
2023年通期業績見通しは、全社売上高が前年度比8.7%増の964億6,600万円、営業利益が同6.1%減の232億5,500万円、純利益は同25.5%増の227億9,300万円と予想している。半導体関連装置の通期売上高は同8.9%増の842億6,400万円、FPD関連装置は同12.9%減の57億9,900万円と予想している。