米IBM社は2022年10月6日、米ニューヨーク州に半導体や汎用コンピュータ、AI、量子コンピュータなどの研究開発、製造に向けて今後10年間で200億ドルを投資する計画を発表した。この発表は、バイデン米大統領がIBMのポキプシーを訪問した際に発表された。

同州のPoughkeepsie(ポキプシー)を最先端汎用コンピュータ、量子コンピュータおよび関連技術の開発拠点とする計画で、システムの中核となる最先端半導体技術、量子チップ技術の開発、製造も行う。投資の内訳などは公表されていない。

米国では、2022年8月にCHIPS法が施行され、半導体の研究開発から製造分野に至るまで総額527億ドルもの資金を援助する。IBMの巨額投資もChips法に呼応するものであるという見方もある。