米Texas Instruments(TI)社は、2022年9月29日、テキサス州Richardsonで建設を進めてきた300mmウエハ対応アナログ新工場 RFab2が10月から初期生産を開始することを発表した。同工場は2009年から稼働しているRFab1と連結され、一体運用される。
RFab2の規模はRFab1より30%以上大きくなっている。また、RFab1と2の連結クリーンルーム面積は63万ft²を上回る。また、両工場で使用される自動搬送システム(OHV)の導入距離は15マイル(約25km)に達している。毎日1億個以上の生産を行う。
なお、同社では6つの新工場稼働を計画しており、RFab2がその最初の工場となる。また、米Micron Technology社から買収したLFab(Utah州Lehi工場)も改造を進め、今後数か月内の稼働開始を予定している。さらにTexas州Sharmanに300億米ドルを投資して、4つの新工場建設を計画しており、最初の工場は2025年の稼働開始を目指している。