中国半導体製造の大手IDM企業である華潤微電子(China Resources Microelectronics Limited)は、2022年9月26日、2022年上半期の売上高を発表した。同期の売上高は、前年同期比15.5%増の51億4,600万元となった。ウエハ生産能力は、現在の6インチでは月産23万枚、8インチでは月産13万枚となっている。

パワー半導体、後工程/テスト向けの生産ラインは2022年末に完成する予定となっている。

また、2022年上半期、同社のパワーデバイス事業は技術と量産化に大きな進歩を遂げた。同期のSiCデバイス販売量は、前年より4倍以上増加した。

同社は化合物半導体では、第2世代のSiCダイオード 1200V/650V プラットフォームは30以上の製品、充電ラインナップがあり、充電パイル、太陽光発電インバータ、産業用電源の分野で量産供給されている。第1世代のSiC MOSFET製品は、650V/1200V/1700V の複数のプラットフォームで製品化されており、今年の下半期に大量供給される予定となっている。GaNについては、同社の6インチ、8インチの強みを活かしつつ、D-mode、E-modeの構築と製品開発を進めることで、量産化の条件を満たしている。