2022年6月7日、世界半導体出荷統計(WSTS)2022年春季予測が公表された。同統計によると世界半導体市場は2021年には前年比26.2%増の5,558億9,300万米ドルに拡大した。
2022年も同16.3%増の6,465億5,600万米ドルと二桁成長を予想している。製品カテゴリーではオプトエレクトロニクスを除く全分野で10%以上の成長となっている。なかでもMOSロジックが20.8%増と最も高い伸びが見込まれている。地域別ではアメリカが22.6%で最高の成長が予想される。
また翌年の2023年の全半導体市場の予想は同5.1%増の6,796億5,000万米ドルとされている。成長率は一桁台に止まるものの、全地域、全製品分野で成長が続くとみられている。製品別では、MOSロジックが同7.3%増、アナログICが同5.7%増で、市場の牽引役となることが期待されている。地域別ではアジア太平洋/その他が同5.5%増で最も高い成長となると予想されている。
日本の半導体市場(円ベース)は、2021年で前年比23.4%増、金額では約4兆8,038億円であった。2022年は円ベースで同19.1%増と成長が継続し、市場規模約5兆7,206億円に、2023年は同4.8%増、市場規模は約5兆9,942億円になるものと予測されている。