SEMIのテクノロジー・コミュニティの一つであるESD(Electronics System Design)アライアンスは2022年4月4日、関連産業(ESD産業)の市場統計であるEletronics Design Market Data(EDMD)レポートの最新版として2022年第4四半期(2021年10月〜12月、3ヵ月移動平均)の市場規模を発表した。
EDMDでは、半導体、電子システム設計に関わるエコシステムの回路設計に使用するComputer-Aided Engineering(CAE)システム(ソフトウェア含む、以下同様)、IC物理設計・評価、プリント基板/マルチ・チップモジュール(PCB&MCM)、半導体IP(SIP)、関連サービスが含まれる。
2021年のESD産業全体の売上高は前年度比15.76%増の132億7,400万米ドルとなった。
2021年第4四半期の売上高は前年度同期比14.4%増の34億6,820万米ドル。このうちCAE市場は前年度比11.2%増の10億6,460万米ドル、IC物理設計・評価が同2%減の6億2,450万米ドル、PCB&MCMが同13.9%増の3億3,370万米ドル、半導体IPが同24.8%増の13億1,430万米ドル、サービスが同43.1%増の1億3,110万米ドルとなった。
地域別売上高は、アメリカが同21.0%増の15億7,720万米ドル、欧州・中東が同5.5%増の4億8,250万米ドル、日本は同2.4%減の2億2,280万米ドル、アジア/太平洋地域が同13.8%増の11億8,560万米ドルとなった。