米Micon Technology社は2021年3月16日、次世代メモリとして期待されていた3D Xpointの開発から撤退することを発表した。また、ユタ州Lehiにある同メモリの生産工場についても売却を検討していることを明らかにした。Intelへの3D XPointメモリ供給も2021年中に終了する。

3D XPointは、IntelとMicronが共同開発した不揮発性メモリ技術。DRAMより高い記録密度と、NANDよりも高速な読み書きを両立させたものとして注目されていた。Intelでは同技術を応用した製品として「Optane」ブランドを展開。Micronも2019年10月には同メモリを利用した超高速・超低遅延SSDを発表していた。しかし、両社ともに3D XPointメモリ事業は苦戦が続いており、Intelは2021年1月にデスクトップ向けOptaneメモリの開発中止を発表していた。