キオクシアは2021年2月25日、四日市工場の第7製造棟(Y7)に着工、起工式を行った。

Y7棟は2期に分けて建設し、市場ニーズに応じて第6世代3次元フラッシュメモリなど最先端フラッシュメモリの生産を行う。第1期分の竣工は、2022年春の予定。なお、Y7棟においてもこれまでの製造棟と同様に、製造設備については、米Western Degigal(WD)/Sandisk社と共同出資を進める予定である。
一方、同社北上工場が立地する北上工業団地について、岩手県北上市は拡張のため新たに16.5haを造成する方針を表明した(2月19日)。造成予定地は同社北上工場の北西側に隣接。市は用地取得後、23年度から造成工事を始める予定。
同社北上工場の現在の敷地面積は15ha。2棟目増設に向けて工業団地内の隣接地13.6haの取得を進めており、さらに続きの民有地約7haの取得も計画している。工業団地は空きがほぼなくなっていることから、同市では新規造成を決定した。