米IDCは、21年1月27日、第4四半期の世界スマートフォン市場シェアを発表した。
第4四半期の総出荷台数は3億8,590万台となり、前年同期比4.3%増となった。

トップは米Appleで9,010万台となった。シェアは23.4%を占める。Appleは5Gに対応したiPhone12が世界的に好調で、前年同期比22.2%増となった。
2位に続いたのは韓国のSamsungで7,390万台。シェアは19.1%を占める。前年同期比6.2%増となった。3位は中国のXiaomiで4,330万台となり、シェアは11.2%を占める。中国のOPPOが4位で続いた。昨年シェア15.2%で3位だった中国のファーウェイは3,230万台でシェア8.4%、前年同期比42.4%減と大幅にシェアを落とし同じ中国の2社に抜かれて5位となった。

ファーウェイは米国からの制裁の影響で、最先端プロセスを利用して製造していたSoCがまもなく底を着くのではないかと言われている。また、バイデン政権に変わってからも現段階では米中の関係性が改善する兆しは無いに等しく、その中でファーウェイがスマートフォン事業を売却に動くという報道もあり、先行きは不透明である。