アドバンテストは2020年11月30日、同社とスイスSTMicroeletronics社と共同で、テスト工程およびパッケージング工程における総合設備効率と品質を向上するオートメーション・テスト・セル・システムを開発し、STのマレーシア、Muar工場に導入したことを明らかにした。
このシステムは、アドバンテストのSoCテスト・システム「T2000」とテスト・ハンドラ「M4841」で構成されており、STテスト・セル・コントローラ(STCC)で制御された自律走行ロボット車両がトレイを載せてデバイスの保管場所とハンドラ間を移動する。また、予知保全と運用に関する幅広い機能が組み込まれているため、システムのダウンタイムを最小限に抑えつつ、ロット全体のトレーサビリティとスマートな再テストを行うことができる。
STCCソフトウェアは、工場フロア全体の仕掛品と装置の稼働状況を管理する、リアルタイムのIndustry 4.0トラッキング・システムであるST のMES(Manufacturing Execution System)とやり取りしながら、テスタとハンドラの モニタリングおよび 制御を行う。テスト・セル とSTCC の組み合わせにより、完全に自動化されたテスト工程が実現し、機械学習とスマート・モニタリングによる歩留まりの向上とプロセス全体の効率化、そしてコスト・オブ・オーナーシップの削減を可能にする。
M4841には、ハンドリング速度の自動最適化、自動ソケット・クリーニング、ベルト張力モニタリング、静電気対策、およびエラーを検出して自動修正する複数のレーザ・センサなど、さまざまな機能が組み込まれてる。